テーラーメイド治療を目指す神戸三宮の菊地眼科です

コラム集 眼圧と生活習慣(運動) 2026.02

適度な運動は健康によく、気分転換にもなり、目はスマホやパソコンから解放されてリフレッシュできるなどいいことずくめです。 今回のコラムは運動と眼圧に関してですが、眼圧が下がるにせよ上がるにせよ運動直後の一時的なものであり持続しないことはまずお話しておきます。
いくつかの研究報告があるのですが、だいたい以下の通りです。
・有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリング)
  眼圧を2-5mmHg程度下げる効果があるが、運動強度は眼圧低下効果に必ずしも関係しない。
・高強度インターバルトレーニング(高強度運動と短時間休憩の組み合わせ)
   適切に設計すれば眼圧低下に有効だが、過度の負荷では眼圧上昇させる場合もある。
・筋力トレーニング(レジスタンス運動)
  眼圧上昇を引き起こすことが多く、特に高負荷や息止め(バルサルバ法)で顕著。
・息を止めたり、頭を下げる姿勢を取る運動は眼圧を上昇させる。

このような結果から緑内障患者に低〜中強度の有酸素運動 を推奨する研究もありますが、眼圧は3-5mmHg程度の日内変動や季節変動があります。 この一時的な低下がどのぐらい影響があるかは検証の必要があると思います。
運動不足の人が運動すると、より運動直後の眼圧下降効果は高いという研究もあります。 とすると運動を継続すれば眼圧下降効果が変動(さらに下がったり、逆に下がりにくくなったり)するかどうかなど、長期持続効果に関してもさらなる検証が必要かなと思います。
眼圧がどうなるかは別として適度な運動はすべての方にお勧めです!