テーラーメイド治療を目指す神戸三宮の菊地眼科です

コラム集 情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン 2021.05

平成14年に「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が策定されました。 当時はVDT作業=パソコンを利用した作業でしたが、機器や利用方法の多様化が進んできたため、 令和元年に「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に改訂されました。 このガイドラインはパソコン・タブレット・スマホなどを使用して作業をする方に対してのものです。

新型コロナ感染症対策でテレワークが推奨されていますが、在宅勤務だと以前にもまして情報機器を使った仕事の時間が多くなっていると思います。 仕事と休憩の境もあいまいになり、休憩時間中でもスマホやパソコンで、SNSや動画視聴をしていることも多いのではないのでしょうか? このような生活様式だと、本人はくつろいでいますが、目は常に働いている状態です。そのような日が続けば眼精疲労やドライアイの症状が出てきても仕方ないと思います。 目の体力にも限界があります。

ガイドラインでは1日の情報機器作業時間が4時間以上の方は要注意で、連続作業が1時間を超えないようにし、次の作業まで10~15分の休憩をとるように求めています。 また連続作業中でも1~2回の小休止を挟むことを推奨しています。

作業環境や管理指導事項はガイドラインの中にこまごまと書いてあるのですが、 読むのが大変なので厚労省が作ったテレワーク向けガイドラインの簡単な図説があるのでそれをリンクします。 同じことが出社しての作業にも当てはまりますし、オンライン授業を受けている学生さんにも参考にしてもらえればと思います。 興味のある方は、このガイドラインについてもう少し簡潔に解説してくれているサイトもあるので参照してみて下さい。