コラム集　マイナンバーカードの健康保険証としての利用　2021.03

2021年3月4日から特定の医療機関でマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりました。 ご本人での事前登録が必要ですが、3月下旬から順次利用できるようになる予定です。

当院ではまだ対応できておりませんので、受診の際には健康保険証や受給者証などがこれまで通り必要です。 お忘れになりますと、いったん全額（10割）をお支払いいただき、後日保険証を確認できましたら差額を返金いたします。 ご不便をおかけすることになりますので、必ず健康保険証や受給者証などの持参をお願いします。対応でき次第、ホームページや院内掲示でお知らせします。

この制度を利用すると、マイナンバーカードを診療所のカードリーダーにかざすだけで 患者さんの保険の種類・自己負担割合・支払限度額などが瞬時にオンラインで確認できるようになります。 そのため保険証以外に必要な高齢者受給者証や限度額認定証などを持ち歩かなくても大丈夫ですし、忘れても取りに帰る必要がなくなります。 また、マイナンバーやほかに記録されている情報を診療所側に知られることはありません。 保険の種類が変わったり、住所変更があるとその都度保険証の再発行が必要になったりしますが、 マイナンバーカードを利用すればそのような情報はカードに記録されているので煩わしい手続きは不要になります。

診療所側も、住所氏名などの患者さん基本情報を間違いなく正確に入力できますし、 他科から処方された薬の情報や、特定検診結果などがオンラインで確認できるため、薬の重複や副作用のチェックなどをこれまで以上に確実に行える利点があります。 確定申告の医療費控除にも利用できるみたいで、いい制度だとは思うのですが当院では対応できておりません。保険証等の持参を重ねてお願いします。