コラム集 ドライアイで生じる慢性疼痛治療 2026.04
ドライアイ患者は日本で2000万人、世界では10億人に上るそうです。
以前のコラムで花粉症では一日当たり2320憶円の経済的損失が生じるという話をしましたが、
ドライアイの損失は仕事のパフォーマンス低下や治療費などで年間で1.4兆円~2.3兆円に上ると推計されています!
まばたきには涙を目の表面に運び乾燥や汚れから守る働きがあります。
通常は1分間に15~20回ぐらいまばたきをしているのですが、パソコンやスマホなどの視聴中は1/3~1/4程度に減少してしまいます。
そのため長時間視聴しているとどうしても目の表面が乾燥し、見え方が不安定になってしまいます。
不快な症状が出る前にしっかり休みを取ることが大切なのですが、なかなかそういうわけにいかないことも多いです。
ドライアイ点眼薬は 人工涙液(マイティア)、ヒアルロン酸入りの点眼(ヒアレイン)、涙を分泌させる点眼(ジクアス)などがあります。
今月新たにドライアイで感じる痛みや異物感の原因になっている痛みの受容体をブロックする点眼薬(アバレプト)が登場しました。1日4回点眼です。
ドライアイの症状は様々で、乾燥感はもちろん、かすみ、充血、目やに、涙(ドライアイ患者さんの4割は涙が出るという訴えがあります)などに加え異物感や痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。
痛みや異物感を抑えるという目的の点眼薬なので、ドライアイの主症状が痛みの方には朗報になるかもしれません。
