オーダーメード治療を目指す神戸三宮の菊地眼科です

コラム集 新天地へ 2017.04

菊地眼科を開設してから早くも10年が経ちました。 一つの節目かなと思い、以前に勤務していた神戸市立医療センター中央市民病院で退職後もずっと続けてきた神経眼科外来診療を昨年末で終えることにしました。 先日の歓送迎会で送別していただき、あらためてひと区切りついたんだなと感じました。

その時に伺ったのですが眼科がアイセンターとして独立するのは今年の12月1日からだそうです。 移転先は中央市民病院の隣の駐車場跡に新しく建てられるので、場所的にはほとんど移動しませんし、少しだけですが駅にも近づきます。 ただ、機器の移設だけでなく、外来診療をどのようにスムーズに引き継ぐか、 引っ越し期間中に救急患者さんがこられたり緊急手術が必要になった場合どうするかなど問題が山積で先生方は大変ご苦労されているようです。

アイセンターの建物内にはロービジョンケアのフロアができるそうです。 ロービジョンケアは残念ながら視機能が低下し日常生活に支障をきたしている方を対象に、残っている能力を最大限に利用してQOLの改善を図る手助けを目的としています。 ただ、わざわざロービジョンケアのために外出するのは目が見えにくいかたにとっては腰が重くなりやすいのも事実です。 しかしアイセンターで診療を受けた後に気軽に訪ねることができるフロアがあれば、 工夫次第でどのようなことができるようになり生活の幅ができるのかを知ったり体験したりできるのではないでしょうか? 視機能低下に負けずいろいろなことにチャレンジしている方と交流できるサロンのような場があれば情報交換の場として、 あるいは自分もチャレンジしてみようかなというモチベーションが上がるきっかけになる場としても活用できるのではないかと期待しています。

スケールは全く違いますが、当院も来年3月末までに移転しなければなりません。 今以上に安心してそして快適に受診していただけるような移転先をできるだけ近いところで探しています。 今後については移転先含め詳細が分かり次第順次ホームページや院内掲示でお知らせいたします。 受診していただいている患者様にはいろいろご心配とご迷惑をおかけすることになりますが何卒よろしくお願い申し上げます。